切なく、美しく、愛おしい





2020年6月19日
232ページ表題作のみ。読み応えは十分ありました。時代物はあまり読まない方ですが、束原先生の作品ならば絶対にハズレはないと信じて購入。先生の描く人物そのものが綺麗で大好きですが、その時代の様子がわかる街の様子や家の作り、着物など見ているだけで引き込まれました。他に親の決めた縁談、ダンスホール、空襲、徴兵など時代背景がよくわかり、タイムスリップしたみたいな気持ちになりました。
おそらくその時代には決して容認されなかったであろう春と颯太郎の関係ですが、そこをドロドロと描かれていなかったのもわたしはすごく好きでした。それを描いて暗い気持ちにさせられるよりも、家族愛とか友情とか、男女の恋愛とかよりもずっと大きくて深い、純粋に相手をただひたすら想う愛おしさがとても綺麗に描かれていたのでほんとに素敵でした。
しんみりノスタルジックな気持ちと、美しく綺麗で愛情溢れる想いが交錯しました。
と同時に、春と颯太郎のどちらかに兄弟がいる設定とかにして、その兄弟の子孫的な現代のスピンオフみたいなのが読みたくなったんですけどどうでしょうか?笑笑
おそらくその時代には決して容認されなかったであろう春と颯太郎の関係ですが、そこをドロドロと描かれていなかったのもわたしはすごく好きでした。それを描いて暗い気持ちにさせられるよりも、家族愛とか友情とか、男女の恋愛とかよりもずっと大きくて深い、純粋に相手をただひたすら想う愛おしさがとても綺麗に描かれていたのでほんとに素敵でした。
しんみりノスタルジックな気持ちと、美しく綺麗で愛情溢れる想いが交錯しました。
と同時に、春と颯太郎のどちらかに兄弟がいる設定とかにして、その兄弟の子孫的な現代のスピンオフみたいなのが読みたくなったんですけどどうでしょうか?笑笑

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