このレビューはネタバレを含みます▼
とても綺麗な作品でした。絵柄が昭和初期の時代とマッチしていて、幻想的な雰囲気を醸し出しています。前半は颯太郎の謝罪がメインで、後半は婚約者や戦争の話になっていきます。他の方も書かれていますが、これだけの話を書くのなら、2巻にして、もう少し内容を丁寧に描いて欲しかったです。せっかく綺麗なお話だったのに、後半は駆け足気味でついていけなかったです。戦後、あんなにタイミングよく再会できたのが不思議でした。無理に戦争ものにしなくても、謝罪をメインにして、その後の2人の心の交流を描いた方が内容的にはちょうど良かったのではないかと思いました。