ノイズ【noise】
」のレビュー

ノイズ【noise】

筒井哲也

良作です。

ネタバレ
2020年6月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分は、まだ途中までしか読んでいませんが、登場人物、特に「主役2人」の心理描写が優れていて、引き込まれます。冒頭に登場する、ゴミクズの犯罪者が、早々に消えて、被害者が出なかったことが、まず、救いでした。/ 作中に「町議会の助役」という、現実には存在しない役職の人物が結構出てきたり(実際には、議会のナンバー2なら「副議長」のはず。役場の助役と間違えた?)、町おこしを手伝いたいと、霞ヶ関の『管轄ちがい」の省庁の局長さん(都道府県知事クラスと同等かそれ以上の社会的立場)が、省や県の職員の同行もなしに、その「町議会の助役」だけの案内で、単身で訪ねてきたりと、ちょっと「?」な設定・展開もありますが、作品を台無しにするほどのものではありません。/ 作者さんが、真摯に、作品を展開していこうとしているのが、よくわかります。期待して読み進めたいです。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!