恋する臆病者
」のレビュー

恋する臆病者

月村奎/小椋ムク

楽しく癒される作品です

ネタバレ
2020年6月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ロマンス不全の僕たちは」で始め先生の作品を拝読。攻めと受けの軽快な掛け合いやまさかの展開で楽しく大好きな作品となりました。作者買いで続いてそのまま「ボナペティ!」、今作品を購入読ませていただきました。
どの作品も受けが悩んだり、傷を抱えていて、攻めさんの愛情に包まれて癒されていったり、長年にわたる片想いが結ばれたりして本当にほっこりします。
今回の作品でも芸能人ポジティブキラキラ攻め×地味目なネガティブ受け(トラウマあり)のお話で、元カレのせいで恋愛に臆病になってしまった受けが、キラキラ攻めさんの愛情で傷を癒しながら二人で幸せになっていく過程を味わう作品だと思います。いきなり一目惚れされて、展開が早いみたいなレビューもありますが、大事なのはトラウマを抱えている受けがどういう風に考え感じながら、攻めの等身大の瑞々しく温かい愛情を受け入れて癒されていくかのところなので、はじめの展開は読者を惹き込むスピード感だと思うし気になりませんでした。当て馬、ケンカ、仲直りなど王道ストーリーとありますが、多くのBL愛好家が大好きな展開じゃないかと思います。
先生の既刊作品が沢山あるので、今後順番に読んでいくのが楽しみです。
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