リエゾン
」のレビュー

リエゾン

ヨンチャン/竹村優作

現代に合っていない

ネタバレ
2020年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公が育児放棄(ネグレクト)によって、発達障がいになったという設定に疑問を抱きました。
最新の研究では発達障がいは生まれつきの脳の先天性の疾患であり、ネグレクトや機能不全家庭に育ったという、育て方による後天性の理由で発達障がいになるというのは間違っていると考えられています。
発達障がいという問題に踏み込んだ漫画であることは評価できますが、まだ研究の途中で原因や対処法も手探り状態の分野なのに、この漫画を読んで、不安になる発達障がい者やその家族がいないかが、心配になりました。ひとつの読み物として、あまり真に受けないで読みたい本です。
いいねしたユーザ23人
レビューをシェアしよう!