孕むアルファ擬態するオメガ
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孕むアルファ擬態するオメガ

宝井さき/水壬楓子

格差に心を痛める財閥の御曹司同士

ネタバレ
2020年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 籐院財閥の変わり者・黎司(α)×沙倉之財閥の次期当主・真頼(Ω)。小説のコミカライズ版ですが原作は未読。Ωであることを隠して大財閥の次期当主として役割をこなす真頼は、発情期対策に作った娼館で客として訪れた黎司と再会。黎司が携わる抑制器の被験者に。効果抜群らしいけどすごいド直球の抑制器に戸惑う(笑)おそらく運命の番の黎司に惹かれながらも仕事と立場を守ることに邁進している真頼が、努力家で人格者で好感。家柄に囚われない黎司の魅力も分かるし、突然の展開にどうなるかとドキドキ。真頼を救う黎司の行動にはそうきたかーとびっくりしつつ、黎司の心の自由さと愛情が伝わる素敵なシーンでした。でも終わり方は安易でちょっと物足りなかった。黎司と別の形で夢の実現を目指すんだろうけど、あの家を変えることも目標のひとつだったんじゃないの?子供が生まれたあとの生活も気になるし、せめてあともう1話欲しかったです。
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