このレビューはネタバレを含みます▼
最後まで読むとなぜタイトルが「私のお兄ちゃん」ではなく「私の 正しい お兄ちゃん」なのか納得。
人に危害を加えるのは正しくなく、また人を殺すのも正しくない。
では、危害を与えてる人を殺すのはどうか。
人を殺した後に逃げるのは正しいのか、人殺しをした人を野放しにするのも正しいのか。
このお話を議論すると最後は死刑制度まで話が及びそうだと思いました。
それぐらい重たい話だけどすんなり読めます。
警察の立花さんが「あの子を正しい道に、俺が導く!」みたいな傲慢なタイプか…と最初は警戒したのですが、警察官としては優秀で仕事はできる人だったのがよかったです。
ああいう志が熱血な人は漫画だと無能か空回りな人が多いので新鮮でした。
最後はハッピーエンドなのでしょうか?結局、自分達の正しさをゴリ押しした結果のように見えたので、この先子供ができた時などの未来にまた何かありそうとも思いました。
反面、2人にはずっと幸せに暮らしてほしいとも思うのですが。