このレビューはネタバレを含みます▼
2巻完結物でなぜ1巻と2巻でメガネくんの相手が違うんだろう?と1巻の表紙をめくってハッとしました。
小学生時代からつるんでいた仲良し5人組。大人になっても集まる仲。
よくある展開だと、そのうちの2人がくっついて…というところでしょうが、2巻終わりあたりまで先が読めませんでした。
誰が誰とどうなるかは明かしませんが、恋愛がよくわからず、人と付き合ったこともない男が、嵐のように流されながらも少しずつ人との接し方に悩み、人と向き合っていく過程がゆっくりじんわり描かれていました。
そんな彼を好きになった2人の男もまた悩める男。どうしても彼を諦めきれずに想いがあふれていく様子はどちらも見ていて切なく苦しかったです。
みんなに幸せになって欲しい。そんな都合良くいかないだろう…5人はバラバラになってしまうのか!?でも願わくば!ハッピーエンドを!!とハラハラしながら読み進めました。
諦める覚悟、手に入れる覚悟、彼ら以外の登場人物にもそれぞれ覚悟が感じられ、全員を応援したくなりました。
読後感、どうなるかと思いましたが…爽快です!!!
あれだけ恋愛というものがわからないと悩んでいた彼のノロケまで見ることができて幸せです!!!