トモちゃんはすごいブス
」のレビュー

トモちゃんはすごいブス

森下裕美

傑作!

2020年7月6日
先生の作品は、1984年発売のデビュー短編集「荒野のペンギン」以来、愛読しておりますが、本作は、その復活を思わせるほどに、人間の持つ業というか、深い心理背景に惹き込まれました。

その数年後に「少年アシベ」と、コミカル路線で大ブレイクしたのは、当時、意外で、それでも、そういう作品も好きでしたが、やはり、こういうのを、ずっと待っていたという気持ちです。

個人的には、全国の人が集まる機会にて、みんながアクセントありながらも、標準語で話す中で、かたくなに?自分たちの言葉で押し通す、関西の一部の方は苦手なのですが、本作は関西(大阪?)が舞台なので、気になりません。

みんな、幸せになってほしいなと思いながら、読み進めます。
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