軍服の渇愛
」のレビュー

軍服の渇愛

富樫聖夜/涼河マコト

クールで堅物で冷静なヒーロー

2020年7月12日
が好きなので、軍服シリーズの中では一番好きなお話です。三作目を読んだので、改めて読み返してみたくなりました。
ヒロインが親友に話した「夢」の真実と、ソーニャお得意のヒロインへの「独占欲と執着」が物語終盤で繋がったとき、ヒーローの堅物さクールさからは想像できない、ヒロインへの独占欲と執着のあまりの強さにゾッとしました。
でもヒロイン視点から見れば、長年色々大変だっただけに(ヒーローもそうですが)、嬉しそうな幸せそうな姿を見ると「報われて良かったね~」と思います。
後から考えると、ヒロインの事故にショックを隠せなかった直後から一転、あのセリフと「笑み」のなかにはもう既に、この計画と算段を立てて居たとは恐れ入ります。ほんの一瞬だろうに、流石、黒い狼。
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