結局は…

奈津子の勝ちだよね。勝ち負けって思いたくないけど、奈津子が敷いたレールにみんな乗っかって、乗っからざるを得なかったわけだけど…あまりに用意周到すぎてね。それでも、奈津子が自分の負けを認めた。ハピエンになるかと思ったけど、年月はそう許してはくれないよね。あまりにいろんなことがありすぎて。結局はひかるたちの愛を壊したことになる。完全に奈津子の思惑通り。いや、最後は棚ぼたなのか？ひかるも新堂さんもあのまま突き進んでもいつかは自分の心に気づいたのかな。
とにかく、奈津子の思い通りになってしまったことが読後感を気持ち悪く感じる。
とにかくここまで描ける作家さんの力量が凄くて、一筋縄ではいかない4人の思いを共有してしまい抜けないでいます。