このレビューはネタバレを含みます▼
まだ黎明期のスピリッツを中三で買い、朱美さんがダメ彼氏からふられる話が、初見でした。この時は、伍代と彼女のやりとりが中心で、まだ響子さんと彼の関係は知りませんでしたが、徐々にはまっていきました。当時は、はるかな大人で「おねえさん」とも呼べない響子さんでしたが、長期連載のうちに年齢が追いついてきて「なんかいろいろこだわってめんどくさいところが多いけど、若くして苦労して、けなげな女の子」になりました。
最終回の、前夫(故人)の父からの花向けの言葉に、すべてが集約される昭和の名作です。