媚の凶刃
」のレビュー

媚の凶刃

池玲文

攻の表情から読み取れる感情にも注目

2020年7月30日
大好きな作品なので何度も読み返してしまいます。そこで気付いたのですが、攻は若頭ということもあり大体いつも余裕な態度・口調なのですが、受のこととなると、セリフにもモノローグにもなってないけれど、やるせない表情や辛そうだったり心配そうだったりする目をしているのです。そうした部分にも作者の表現力が感じられます。受もヤクザの一員としてかなり有能で強く、己の危険を顧みない肝の据わった男らしさがあるのも高ポイントです。
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