後宮を飛び出したとある側室の話
」のレビュー

後宮を飛び出したとある側室の話

はなのみやこ/香坂あきほ

タイトルのまんまです

2020年8月5日
意を決して後宮を抜け出すシーンから始まるので、出だしから気持ちを鷲掴みにされてしまい、読み進めているうちにすっかりはまってしまいました。前世云々は多少蛇足な気もしましたが、この先思い出しては何度も読み返す作品の一つになりそうです。個人的には本編後の「掌編」がとても気に入ってます。リケルメ視点の短編で、本編でははっきりしてなかったレオンの入宮を進めた理由にも触れてたし、彼の愛情と辛さを知れて凄く満足。続編も読みます。
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