登場人物すべてがそれぞれエゴイスト。





2020年8月9日
受けの性格がわたしの一番苦手なタイプの女性のようで感情移入しずらかったです。このタイプの攻めは嫌いではないのですがこの人はあまり好きになれませんでした。攻めに長年想いを寄せる親友、この人がわたしにとって作品中一番のエゴイストでした。攻めさんにたいしては想いを遂げられませんでしたがもう一つの本懐は遂げられました。好きな相手と一時でも攻めの恋人(受け)の体を共有するということ、結婚して家庭を持っても攻めのことを想い続けいつか攻めが夢中になった相手を絶対に抱くつもりでいた親友わたしはこの人に好感をもっていたので不快感が大きかったです。受けの精神的成長のプロセスとして攻めの親友と関係を持つ事が作品の中では必要な要素だったのでしょうがなんだかBL小説ではなく故渡辺淳一氏の小説でも読んでいるような錯覚に陥りました。そういったプロセス無く、それぞれの関係性が構築できると良かったのですがあまり良い読後感ではありませんでした本当に残念です。

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nana さん
(女性/30代) 総レビュー数:124件