ひたすらな愛情、タイトル通り





2020年8月13日
βの家系に突然変異で生まれたα(つがるん)と、αの家系に独りだけのΩ(ゆず)。αではあるけれど、Ωに対する性差別意識もなく、αらしくないとよく言われていたつがるんが。ゆずとの接点が増えることで、自分のα性に自覚を持つ様になり、ゆずへの気持ちがαとしての本能なのか、それともαとΩ関係なく好きなのか。悩んでいて自分にイライラするところとか、もうつがるん格好よかったです!ゆずはΩだからと家庭に居場所はなく、寝床のために性を利用する日々だったのに。全てを受け入れて番になろうとするし、その過程も漢だったつがるん!作者さんがオメガバース性をよく理解なさって、その上程よいオメガバースの闇を表現したので、単行本一冊で消化できるストーリーに収まったと思いました。関西弁のオメガバースも新鮮で面白かったです。

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