憂鬱な朝
」のレビュー

憂鬱な朝

日高ショーコ

BLを超えた大河ものでした。

ネタバレ
2020年8月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ご主人様と家礼、どんな展開と思ったけど終わり良ければ全て良しかな。良い意味でなかなかにくい。
今度は幼い当主をどう育てていくか、みてみたいと思います。読み応え充分。何度も読み返してます。一途な暁人がはじめ桂木に反発ばかりしてた頃は鬱陶しいと思ったのですが、大人になってからは桂木よりは頼もしく見えて、やっぱり名家の若様なんだなと思いました。桂木の人生を決定づけた前当主、つまり暁人の父親が本当は桂木が可愛かったのだと思うけれど、それを認めることはそれまでの自分の意思を真っ向から否定することになり、死ぬまで鎌倉から出てこなかったのかなと思いました。全ての始まりは女遊びが過ぎた暁人の祖父と桂木の母親が原因と思うけれど、暁人が全てを覆した。暁人の一途な思いで覆した、天晴れです。またいつか読み返したいな。
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