訳あり悪役令嬢は、婚約破棄後の人生を自由に生きる
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訳あり悪役令嬢は、婚約破棄後の人生を自由に生きる

冨月一乃/卯月みつび

微妙。。。

ネタバレ
2020年8月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公以外の転生者が頭も性格も悪すぎます。しかも「ザ・女の子」的な、子供っぽい、幼稚、中高生的な意地悪さ。

そして、そんな低能お子ちゃま女にちょっと小細工されたり煽られたくらいで自信喪失したり心が不安定になる王子、これもまた高校生っぽい。ガキくさい。

一巻のカッコよさからするとガッカリ。幻滅。中身が全然イケメンじゃない。
ある意味現実的かもしれないが、これじゃ夢がない。

漫画の中のイケメン君は、「男のプライド」とやらを察して立ててやらないと拗ねるようなメンドクサイ男レベルであってほしくない。

そしていくら亡命したからって主人公は貴族、一緒にいるのは王子様。あんなに貧乏なわけない。
多少地味でも、貴族としての対面を保てるくらいの援助は届くでしょう。
それに二人は一国の貴人なわけで、護衛もろくにないあの暮らし方じゃいくら外国だからって却って危ないと思う。あれじゃ暗殺だって簡単でしょうよ。

まあそれでも百歩譲って「安全」だったはずなのに、なぜか魔女狩りにあってるし。

意地悪ライバルや数々の困難や逆境に邪魔されながらも打ち勝って乗り越える主人公、って設定どうしても必要?って思ってしまう。

なんかちょっと古めの少女マンガテンプレてんこ盛り過ぎて、ちゃちさが目立ってきて熱が冷めてきた感じです。
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