このレビューはネタバレを含みます▼
なんだろう…面白くないとは言いませんが、面白い!と手放しに評価もできない不思議な気分です。
地元の人間以外は周囲に恵まれない人で、なおかつ作画努力できる環境に恵まれなかった流されやすい卑屈気味主人公(ノンフィクション?)
早くデビューしなきゃと焦る気持ちはわかるものの、所謂投稿者の年齢にシビアな少女・少年向け雑誌を目指してるわけではないのに「画力を磨く暇なんてない、それよりも連載したい」という主人公がなぜそこまで生き急いでいるのか未だ説明もないので共感できないのが不思議な読後感の原因なのかなぁ。
あと一話からずっと思ってたんですが、主人公が年齢に比例しない考えでエロ写を送るとか、アシ先や彼氏に理性的に対応できない不器用さとか「その年齢でその判断はせんやろ」と思って急に冷めてしまうのがあって……
今連載しているので作者さまは相応の努力をされた方だとおもうんです。
エッセイ漫画なら当時の自分にツッコミしたり分析したりするモノローグを配置すると思うんですけど、それがないから漫画家を目指すエッセイ漫画なのか、私昔からただエロい目で見られてしまってという苦労話漫画なのか、それとも完全にフィクションなのか混乱しながら読んでました。
個人的には苦労話漫画としては面白く見れましたけど、漫画家を目指す人のノンフィクションとしては環境が特殊すぎて面白さが半減します
すごく人を選ぶんじゃないかな