崖際のワルツ 椎名うみ作品集
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崖際のワルツ 椎名うみ作品集

椎名うみ

凸凹のある私たち

ネタバレ
2020年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 誰一人として同じ人はいない世界のはずだが、特に日本社会では常識からの逸脱が強く拒絶される。凸凹がより大きく、周囲にそれとなく合わせることができない人ほど生きづらい。そういう生きづらさがあちこちに描かれ、特にコミックス表題の「崖際のワルツ」はそれが顕著だと思う。しかし最後にはピースがはまるように補い合える人がどこかにいるのではないかと思わせてくれ、読後感は悪くない。
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