このレビューはネタバレを含みます▼
海外版BL、M/M小説、ゲイミステリー!はじめて体験した分野で、交通事故にあったような衝撃!練られた世界観、考え抜かれた人物像、ページをめくるゆびがとまらなーい。徹夜で読破...ねむい...。
!!!以下ひどいネタバレなので、未読のかた注意!!!
美しく脆弱なミステリー小説家兼本屋店主と厳格でイケメンマッチョ刑事が、殺人事件の究明を通して、幸せを見つけていく話。これだけでも設定が盛り込まれすぎてて、胸が苦しいのに、このイケメンポリス(日本のBL的には攻めに分類されるはず。多分。)、クローゼットゲイで拗れすぎてるので、ほかの男との関係があるわ、彼女いるわ、果ては...で、プライベートは救いようがない。でも刑事としてはたいへん優秀で、職場的倫理観も高く、事件に首をつっこむ姫を叱ったり助けたり、スパダリ感は相当強く、全腐女子が好きなキャラクターなはず。
対して姫は、心臓に爆弾を抱えるミステリー小説家兼ミステリー専門書店主。人情深く、キレ者で知識豊富なコナン君。美人で会話が面白いのでよくもてる。こちらもスーパー姫様で、全腐女子が応援したくなるはずで、イケメンポリスの仕打ちに腹がたつことうけあい。
最終的にはいろんな伏線を綺麗に回収して、それぞれが向き合うべき人生の課題に向き合って、ハッピーエンド。あーおもしろかった。