ドクターキューピッド、幸せを運んで来た





2020年9月11日
かわいい赤ちゃんたち。かわいい赤ちゃんだから、かわいいのでなくて、赤ちゃんをかわいいと思って育てた人間が赤ちゃんをかわいくする。ぷっくりした頬のラインに、肉親が注いだ愛を想像するヒロインの感受性、何を置いても赤ちゃんたちの世話最優先の一夜。夜中に起こされること、泣き言言わず取り組む情の深い二人。
一生懸命な二人が本当に最高だった。
とても深いところに愛が沁み通ってくる感じのする話だった。
月齢ふた月なら、もしかしたら一旦体重が少し落ちてそこから急上昇する時期かも、とは思うが。
そう、女だから、最初からお世話の仕方を知っている訳じゃない。一からやるのは男も女も同じ。よく言ってくれました。
二人の奮闘ぶりがとってもヒューマンドラマに仕上がっていて、ストーリーはベタ展開なのに、心が揺さぶられて揺さぶられてもうどうしようもなかった。いつもながら、そこ、なんてうまいのだろう。休暇明けの虚脱感、何気ないところでひととき実感する幸福感、よく出てる。そして、キャサリンが双子ちゃん達のことを思うときの、感情のやり取りあれこれをさきざき見渡せる慈愛深さ!
赤ちゃんを世話しているときの背中とか、抱っこしているときの立ち姿とか、ディンの絵にも嘘がない。
温度やゲップ、おむつのテープの話に至るまで、描写のディテイルにくすりとさせられる。
おしゃれに興味ないか身の回りに構ってられないヒロインが少なくないHQに、自分のおしゃれを頑張り、ブランド志向も堂々、というヒロインがサッパリしてて努力家な分、その自分磨きぶりに好感。
私はさちみ先生の描かれる男性はビジュアル的には少しも好みではなくて、本作のディンたるやその最右翼に属すのだが、作品の星にそれは全く考慮してない。
二人の、互いに何となく好感を募らせ、週末、週明けの展開など、家庭観家族観に強く存在していく相手への意識が、既に外見を(入り口的に含んでのことであろうとも)とっくに超越してる関係だからだ。
だが、赤ちゃんを描けているのは、星の上げ材料となる。メリメラ描けるからストーリーが成り立つ。
愛らしい天使たち、大人二人を振り回して最高の役どころ。木工おもちゃ類も愛が詰まっていて泣かされる。エリックは、ストーリーの不可欠キャラではあったが、イケメンポジションをも張っているのは、もしかしたらエリック編を期待してもいいということなのだろうか。
一生懸命な二人が本当に最高だった。
とても深いところに愛が沁み通ってくる感じのする話だった。
月齢ふた月なら、もしかしたら一旦体重が少し落ちてそこから急上昇する時期かも、とは思うが。
そう、女だから、最初からお世話の仕方を知っている訳じゃない。一からやるのは男も女も同じ。よく言ってくれました。
二人の奮闘ぶりがとってもヒューマンドラマに仕上がっていて、ストーリーはベタ展開なのに、心が揺さぶられて揺さぶられてもうどうしようもなかった。いつもながら、そこ、なんてうまいのだろう。休暇明けの虚脱感、何気ないところでひととき実感する幸福感、よく出てる。そして、キャサリンが双子ちゃん達のことを思うときの、感情のやり取りあれこれをさきざき見渡せる慈愛深さ!
赤ちゃんを世話しているときの背中とか、抱っこしているときの立ち姿とか、ディンの絵にも嘘がない。
温度やゲップ、おむつのテープの話に至るまで、描写のディテイルにくすりとさせられる。
おしゃれに興味ないか身の回りに構ってられないヒロインが少なくないHQに、自分のおしゃれを頑張り、ブランド志向も堂々、というヒロインがサッパリしてて努力家な分、その自分磨きぶりに好感。
私はさちみ先生の描かれる男性はビジュアル的には少しも好みではなくて、本作のディンたるやその最右翼に属すのだが、作品の星にそれは全く考慮してない。
二人の、互いに何となく好感を募らせ、週末、週明けの展開など、家庭観家族観に強く存在していく相手への意識が、既に外見を(入り口的に含んでのことであろうとも)とっくに超越してる関係だからだ。
だが、赤ちゃんを描けているのは、星の上げ材料となる。メリメラ描けるからストーリーが成り立つ。
愛らしい天使たち、大人二人を振り回して最高の役どころ。木工おもちゃ類も愛が詰まっていて泣かされる。エリックは、ストーリーの不可欠キャラではあったが、イケメンポジションをも張っているのは、もしかしたらエリック編を期待してもいいということなのだろうか。

いいねしたユーザ3人
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名無し さん
(-/-) 総レビュー数:1267件
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romance2 さん
(女性/60代~) 総レビュー数:1852件
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もち さん
(女性/30代) 総レビュー数:1件