このレビューはネタバレを含みます▼
画家としては成功しつつあるけれど、人としてはダメダメな克己さんと尽くしすぎるリーマン昭良。元々生活力に乏しい克己は絵を描くことに集中するとソレ以外のことが全く見えなくなる人。そんな克己に納得して付き合っていたものの余りにも酷い扱いに心が折れた昭良は別れを決意して・・・。もうね、本当に酷い攻めです。「いやー無理無理!」と思いながら、でも手を止めることなくクリッククリック。昭良のほうもなかなか克己を忘れることが出来ずにいて、本当に二人共重い。破れ鍋に綴じ蓋。うん、まさにそれ。重くて暗くて悲しくてちょっと可笑しい、そんなストーリーですがとても面白かったです。