ままならないもんで【電子限定おまけ付き】
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ままならないもんで【電子限定おまけ付き】

麻生海

なかなかない展開

ネタバレ
2020年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 賛否分かれるのもわかりますが、私は面白かったです!1、2巻で感じ方が全然違うと思うし、推しのキャラによって感想がまったく変わると思います。私は2巻が断然面白かったです。
表紙がまた意味深でいいですね。1、2巻で攻めが違うのもなかなかない展開。
まず、1巻の攻めであり仮の恋人関係を穂貴に提案したチカだけど、彼は穂貴の性格をよく理解していなかったんでしょうね。もともと恋愛がよくわからない穂貴だけど、仮の関係だから深みにはまってはいけないとますます気持ちにブレーキをかけたせいで、好きという気持ちに気づきにくくなったかと。そうではあっても、穂貴はチカのことを好きになりかかっていたタイミングでのチカからの突然の別れ。本人に相談なくあの場でというのも、チカがそうした理由は描かれていたけど自分勝手。もっと時間をかけてじっくり攻めていれば穂貴は落ちたのにね〜。なぜそんなに短期間で結論を急いだのでしょうか?私には、穂貴の初めてをもらっておきながら、さっさと結婚を決めたチカが自分勝手に思えて同情できませんでした。
対しての、私の推しの将人ですが、妻が離婚を決めて、チカが別れを決めて棚ぼたで穂貴に告白した流れはあまりにうまくいきすぎではあったけど、チカに別れを言われてチカを想って穂貴に眠ってほしくないという心情がすごくわかる。
チカが穂貴が自分を好きになる前に身体を繋いだのに対し、将人は穂貴の気持ちが追いつくまで待ったのもよかったです!ただ、穂貴がチカを好きになりかかっていたのは、身体を繋いだのも大きかっただろうとは思うのですが!
穂貴が将人に対してはキスだけでも膝ガクガクになっちゃうのも、チカのときとは明らかに反応が違って萌えました。
最後、穂貴はたぶん将人のことをちゃんと好きなんだと思うけど、もっと気持ちを自覚して甘々になるところも見たかった。
5人の残り2人でスピンオフがあったらいいのになぁ。
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