このレビューはネタバレを含みます▼
タツミくんは神太麻家に囚われており、シリアスな世界観。青瞳がある限り、祖父のように死ぬまで自由はないのか。蛍の海外行きのチャンスを使って亡命するのか?はたまた、青瞳の力をコントロールし自分と神太麻家の運命を変えてしまうのか!?どうなる展開!
…と思いきや、物語はタツミと蛍の関係性にスポットライトが当たり、終息していきます。
力を受け入れ、そのまま神太麻家の歯車になり、蛍と合流して関係を深めて満足げにエンド。雰囲気がとても素敵な漫画でした。
青瞳を受け入れたことで、タツミくんは自社のトップに昇進したわけですが、他社の機密情報を利用し成長することに悪気を感じていないところは、こら洗脳されてるわ…闇落ちしたな!という感想です。このままだと歴史は繰り返され、ドロドロの相続争いの上に第二のタツミくんが生まれてしまいそうです…って書いていて気づいたんですが、これってループ漫画ですか!?
最後爽やかに風が吹いて終わるんですが、草木も風も誰もタツミくんが闇落ちしてることに気づいていないんですよ、、。北条さんが人の恋心に気づく鋭いキャラなので、その感受性で「そもそもお前んちそれやめる気ないの?」と気づいてくれないでしょうか。青瞳を使ったお小遣い稼ぎ咎められてたけど、今の使い方の方がよっぽどえげつないって!
もう一回読み直して、真のタツミくん救済ルートを見つけようと思います。ありがとうございました。
(20.12.19追記)タツミくんがトップになってグループを引き継いだら子供は生まれないから、力を持たない別の子を養子にとるベターエンドになっていくのかな?これは救済ルート入ったか!?