風光る
」のレビュー

風光る

渡辺多恵子

歴史探索

ネタバレ
2020年9月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大作なので読むのをためらっていましたが、完結すると知り一気読みしました。新撰組食わず嫌いで今まで読んだことなかったけど良かった。史実には忠実なのに、ある意味ハッピーエンドでしたね。歴史ものって結末がわかっているだけに、ラストが近づくと読むのが辛くなったりするんだけど、(今作も次々仲間が亡くなって辛かった)セイちゃんの強さ明るさに助けられて読めました。沖田さんと寄り添って過ごせた一ヶ月はなんともいえなかったな。夫婦になれて良かったねと言う気持ちと、先が見えてる切なさと。
「風光る」のもとになった本も読みたくなって、今は司馬遼太郎の本を読んでます。読み終わったらまた「風光る」読み返すつもりです。私は壬生寺近くで仕事したこともあり、「風光る京都」片手に舞台を回ろうと思っています。普段通っている道が縁の土地だったりしてワクワクします。楽しみです。
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