失恋ショコラティエ
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失恋ショコラティエ

水城せとな

リアルな人間模様

ネタバレ
2020年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 窮鼠を読んでこの作品も同じ作者さんだったのか~と初めて女性漫画買いましたwドラマは一瞬見てたけど石原さとみがあざと女子すぎて好みじゃなくて見てなかったw原作読んで、単なるキラキラ女子と男子の話じゃなかったんだな~と。それぞれのキャラがすごく人間らしくて、いろんな気持ちを代弁してくれてすごい納得。薫子さんの想いが全然ソータに伝わらないことも、関谷とくっつくわけでもないところも、漫画ならではのご都合主義じゃなくてすごくリアル。ソータにとってのサエコさんは恋であって恋じゃなかったのかもしれないな。手が届かないところにいてソータをインスパイアしてくれるミューズみたいなものだったのかな。だってずっと夢見てた大好きなサエコさんが自分の腕の中にいるのにずっと不安で幸せそうじゃなかった。いやこれもこういう恋の形なのか。好きにもいろんな形があるんだな。サエコさんもサエコさんで好きだったんだろうし。。あれって妊娠してなかったらどうなってたのかなぁ~ソータのところにいたのかな~~。あのときソータが先に言えていたら違う未来があったのかな~~。だけど家に戻るって言われて絶対ほっとしてたもんなソータ。。でもきっとそうなっていたらなっていたでうまくいかないと思わせつつサエコさんのことだからきっとうまくいってたのかもしれないって思う。最後えれなとくっつくのは納得しつつなんか切なくてそこがめっちゃリアル。。えれなは好きなんだけど!!てゆか誰とくっついても切ないわー!現実って得てしてそんなもんだよね!!窮鼠といいポイズンベリーといい水城せとな先生すごいーー。(今更)とりあえずサエコさんの薫子さんへの女子力、恋愛力講座についてはグサグサ胸にささりまくり降参土下座すみませんでしたってかんじ。もっと若い頃に読んでればよかったwでも、若い頃に読んでたらこんなに全員の気持ちに寄り添えなかったかも。たぶん誰かにイライラしてた気がする。大人になってわかる。みんなきれいなとこばっかじゃないし、ズルいし弱いとこあるよね。キモヲタ王子さまオリヴィエ終始好きでしたw
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