拒まれた愛
」のレビュー

拒まれた愛

ロザリー・アッシュ/藤臣美弥子

素敵なのは表紙だけ。話も絵も微妙

ネタバレ
2020年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 期間限定読み放題。
皆さん書いてるけど、ヒロインは確かに子供っぽい。まあ、カッとなりやすい性格なのだろうが、甘やかされて育ったお嬢様と思えばこんなものかとも思える。父親は甘やかすと言っても見張りをつけて好き勝手を許すという感じで接触は少なそうだし、同情の余地はあり。
それよりはそんなヒロインに中途半端に構っては、神経逆撫でするような台詞を吐き、子供扱いしてた18歳のヒロインをその実しっかり女として見てたヒーローのが人として気持ち悪かった。
一応仕事だから依頼人に手は出せない、ゆえに一線は越えないと我慢するのはいいと思うが、その結果があの態度だとなあ。ヒロインに手を出せない鬱憤を当のヒロインで晴らしていただけで、だいぶ大人げないと思う。好きなら好きで、ヒロインに事情を伝えて、ヒロインに無闇に近づけないことを伝えるべきだったのでは? まあ、そこでまともに話し合わないのが物語のお約束なんだろうが。
ついでに、ヒロインに手酷いこと言って消えて、消えてる間の6年間はヒロインと付き合えるように頑張ってたらしいが、放置期間が長すぎて今更感と間抜け感が強かった。
でもそんなヒーローを好きだからと最後はあっさり許しちゃうヒロイン。なんか、もう好きにしてろよという感じ。
お金払ってたら買ったことを後悔しそうな話だった。
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