25時、赤坂で
」のレビュー

25時、赤坂で

夏野寛子

タイトルが素敵

ネタバレ
2020年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず絵が綺麗。瞳の描き方が印象的で、瞳で表情の違いが描かれています。内容は静かに進んでいきますが、ふふっと笑えるようなシーンが挟んであったり読みやすいと思います。

そしてこれは憶測ですが、タイトル【25時、赤坂で】は作品内のメインとなるドラマのタイトル『昼のゆめ』の対義語なのかなと思ってます。
『昼』が世間に見せられる面、『ゆめ』はドラマの中のお話なので夢であって現実ではない。【25時】は深夜で他の人には見せない面、【赤坂】は作品内で「次 赤坂移動です」と言われているところから指すのは仕事と言う現実。
ドラマと言う世間に見せられる夢から醒めて、現実のプライベートで待ち合わせするような仲になったと言う意味合いかなと。
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