絶妙の間合いの描き方が秀逸





2020年9月30日
なんだか、目の前で也映子ちゃんと幸恵さんが理人君にツッコミを入れられつつも楽しくバイオリンを練習してるような。いくえみ先生の作品は、生きてる人たちの会話が聞こえてくるような、絶妙の間合いの描き方が秀逸ですね。本筋を進める前に、モノローグあり、ボケとツッコミあり、脱線あり。なのに、それが全てその後の展開になくてはならない要因に繋がっていて。素晴らしいなぁ。何十年かぶりに先生の作品を読ませていただいたのですが、G線を読んでからどんどん他の作品も読んでしまいました。

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MM さん
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