レッドベリルにさよなら
」のレビュー

レッドベリルにさよなら

みちのくアタミ

江戸から現代まで跨いだ吸血鬼物

2020年10月5日
昭和中期あたりを中心にしているのかな?と思いながら読みました。この作者さんは高い画力があるので以前からこの作品も気になってました。3巻まで読むと、身勝手っぽく思えた始祖?の吸血鬼も色々あったのかなと思えました。主役の2人は終始いい人と言うか、善良でお人好しで、これは生きるの大変だったろうなと。人を傷付ける事なく生きようと努力する受けが、最後まで格好よく美人さんで惚れました。奥さんと娘さんも最後まで傍にいてくれるくらいに、この人を大好きだったんだろうなと、納得の人格者でした。主役の2人は何十年経っても相変わらずラブラブでエッチしてて微笑ましい。生きづらいのと不幸せはイコールじゃないってセリフに、確かにそうだよねと感慨深くなりつつ読み終えました。続編あるなら、始祖と少年の2人が許し合える物語か、始祖の過去とか読みたいです。少年を思わず助けた経緯も過去と関係してる?情と共依存で繋がっている始祖と少年の関係が愛に変わる日とか来るのかな?気になりますね。
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