このレビューはネタバレを含みます▼
攻めの顔が好み寄りだったのと受けとの先が気になったのと「おさわりが出来るバー」が気になったので購入。
多感な時期にずっと好きだった人から自分の存在意義を否定するくらい拒絶されれば拗らせるかもしれないなー。新たな恋も本気になれず何年も引きずっていたのに、7年後になって自分をフッた相手が<男性歓迎>おさわりバーなんて働いていたら素直になれないってもんでしょ。
受けも受けで多感な時期に親友だと思って信じていたのに好きだと言われながら無理矢理エッチさせられればトラウマ的に残るってもんでしょ。でも未だに身体が思い出す自分がゲイなのか分からなくなって様々を否定したくなるのはノンケ特有なのでは?…と思いますねー。
拗らせながらも弱りながら東が胸の内を話すシーンは何度読んでも泣けてきます。フラれて別々の人生を歩んでいるのに心にはずっと西野のことを想い続けていて自分(西野)のバーまで作るだなんて見た目に反して健気か。って感じです。
もー、いい加減に男に抱かれて感じてるんじゃなくて"東に"抱かれて感じてるんだって気付きなさいよ!って焦れったさで読み進んじゃいます。笑 続編やスピンオフも出して欲しい。白抜きP254表題のみのボリューミーな作品でした。