はたらく細胞
」のレビュー

はたらく細胞

清水茜

擬人化である事を忘れるくらい

2020年10月8日
好評に乗じて作られた数々の派生亜種と比べれば分かります。
本作のテーマは擬人化ではありません。
白血球、赤血球、体内に侵入してきたウィルスが、単に「人に似た外形をして喋るだけ」の漫画ではありません。
それぞれの特徴に応じて造形された、キャラクターの個性が魅力的に映るのも、彼らが動くストーリーがしっかりとしているからです。
そして、ストーリーが印象に残るから、体内の循環器の仕組みや免疫の仕組みが、読後も記憶にとどまるのでしょう。
過度なグロも、勿論エロもなく、小学生のお子さんにもお薦めできます。
2020年秋にアニメ劇場版が公開されると聞いて、懐しくレビュー。
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