心に響く短編集





2020年10月8日
制度に守られず命を授からないことで引け目に思ったり、普通というものを求める周りの声に惑わされて手を放したり、自分と相手の思いの熱量が違っていることに苦しんだり、一つ一つのお話が胸に響くものがありました。イシノアヤ先生の絵が重たい内容をサラリとしたものに変えて余韻を残してくれます。後の方は短編が続くのでどういうシチュエーションなのかわかりにくいところもあるのですが、せつなさであったり希望であったり、切り取ったものをそっと覗かせてもらったような気持ちになりました。2007年10月 総191ページ 修正=見えない構図。

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まにまに さん
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