ドラッグのこわさ





2020年10月9日
ももちさんの問題提起シリーズ、本当に好きです。口先では何度も「やめる」と言いながら最後までやめない道を選んだ少女と、大切な人たちのためにやめることを決意した少女。アヤとキョウの未来はラストではっきりと別れていて、でも一度ドラッグに手を出してしまったら、キョウのように本気で立ち直ろうと思う、なおかつそれを実行に移せる人はきっと少ないんだろうなと。学歴に異常に拘っていた父親と、そんな父親を恐れていた母親が、それぞれの考え方を改めるきっかけになったのが娘のドラッグだったというのは皮肉だなあと思いました。家族のあり方についても考えさせられる、とても意義のあるシリーズだと思います。

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