ミステリと言う勿れ
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ミステリと言う勿れ

田村由美

彼が行くところに事件あり

ネタバレ
2020年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ くのう・ととのう。主人公の名前の読み方。もう、これからして、ミステリ臭がする。洞察力、観察眼、思考の組み立て方、知識、それらはずば抜けていて普通の大学生とは一線を画す。ちょっと屁理屈かもしれないけど彼は至って真面目で冷静。まだ明らかになっていない生い立ちもこれから気になるところ。幼少期を思い出して必要以上に怯えるシーンなど、彼はまだ誰にも言えない傷がありそう。
少し、ん?と思うのは、大学生は学生、教授陣からしたら教え子、とか、うちの学生、とか言うと思うが、7巻で、生徒、って言ってるところかな。生徒と呼ばれるのは、高校生までだと勝手に思っていたので。
ミステリー、というより、それを散りばめた群像劇なんだろう。もう1組の主人公?もこれからどうなるか楽しみ。
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