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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • ネオ・ファウスト 手塚治虫文庫全集

    手塚治虫

    続きが読みたい
    ネタバレ
    2024年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 未完で終わった作品とは知らずに読んでビックリしてしまった。「ファウスト」の原作自体を読んだことがないので照らし合わせることはできないが、あとがきにもあるように、手塚先生は立川談志さんも語っていたけれど、人間の業が描きたかったんだろうなと思う。学生運動と魔方陣と神と悪魔と。若さと金があればなんでもいいのかねぇ。貪欲さが招く未来を読んでみたかった。
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  • 身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される

    一ノ瀬かおる/椎名さえら/一花夜

    きゅんきゅんホロリ
    ネタバレ
    2024年3月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 心優しく聡明で健気なクラリス。そして、そんな彼女の内面から滲み出る美しさを知っていたジーン様。似たような構成のお話があるなか、絵もきれいだし、登場人物の背景がきちんと描かれているところにハマってしまいました。
    メアリーという頼もしくてかわいいメイドと、ジーンを支えるシド様、マリウス様、ロッテ様などが至る所で力添えしてくれて、メインの2人の輝きが増していきます。
    クラリスの実家はもういろいろ最低な展開になっていますが、唯一の救いは(遅すぎる嫌いはあるが)実母に残されていた愛でした。これから、歪な世界にしてしまった罰に報いることになるのでしょう。
    とにかく、ジーンとクラリスはもとより、メイドのメアリーが親友でもあり実の姉のようでもあるため、「がんばられましたね!」とクラリスとひしと抱き合う姿でボロ泣きしてしまいました。か、かわいい。・゜・(ノД`)・゜・。
    実際にコミックでも揃えたくなりました。
  • クジャクのダンス、誰が見た?

    浅見理都

    一筋縄ではいかなそう
    ネタバレ
    2023年7月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 広告で見かけて無料分を読み、待ち切れずに結局コミックを買ってしまいました。主要なところには付箋をつけるほど笑。主人公はどんな展開を迎えれば幸せになれるのでしょう。序盤から、登場人物のそれぞれが怪しく淡々としているからなのか、尚のこと不気味に思えてきます。単純な謎解きではない様子。もうすぐ新巻が出るので楽しみです。
  • 恋と地獄

    今井大輔/COMIC ROOM

    この世界は正しいことだけで成立していない
    2022年8月15日
    無料含め、3巻まで読みました。続きがあったらその展開にも興味ないとは言えないけど、3巻までの短編であっても良いと思いました。人間生きていたら、形は違えど、相手がいれば、こちらも相手も悪魔にも救い主にもなる。男も女も酷いという人もいるのはわかりますが、もっと酷いことされた私には復讐する選択肢より、一刻も早く関係を断ちたかったので、それはしませんでした。今の私は幸せです。
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  • しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~[ばら売り][黒蜜]

    左藤真通/富士屋カツヒト/清水陽平

    感情に流されない士業
    2022年7月31日
    広告から無料分を読んで、課金しました。
    ネット社会は、本人が公人、有名人で名乗っていない限り、仮にでも一時的に匿名で、誰にでも、どんな環境にでも変更したり、変異できる特殊なものです。倫理観を社会全体が理解し、学ぶことができないうちに技術が向上し、誰もがスマホなどの手段を持ってしまいました。
    災害などの連絡手段のようなものから、ひたすら一度も顔を見たことのない、話もしたことのない人を誹謗中傷できるような異質な社会を生み出し、そこにみんなもやっている、という言い訳が先に来て、自分のストレスや一方的な思い込みなどの排泄先と化しています。本来の目的とは逸脱しています。
    自分は一生、警察や弁護士にお世話にならない、と思っていても、一寸先は闇。誰にもわかりません。それくらい、人は弱いし、恐ろしいと思います。そのために感情に流されないで、真実を伝える弁護士さんがいるのだと思います。
    当事者は感情でグルグル巻きで相談するんでしょうが、保田弁護士みたいに判断できないから裁判や調停が起こるのですね。
  • 顔がこの世に向いてない。

    まの瀬

    ポジティブでなくても良い
    2022年6月11日
    スッキリの番組をたまたま見ていて、漫画紹介のコーナーがあるとは知らなかったのですが、あの辛口な宮崎さんが最後に号泣した、と絶賛していたので買ってみました。
    私は最後に号泣しませんでした。なぜなら、ずっと共感しすぎてもうたくさん泣いていたからです。『絶望名人カフカの人生論』は既に買って読んでいたので頷けるのはもちろん、日々の積み重ねの中で私もいっぱいルッキズムに晒され、蔑まれながら、自らもその扇動者のように、どうせ私なんか生きる世ではない、恵まれた者だけが生きる世界だというなら殺してくれ、と思っていました。いや、今も。だから、難しい理論的な話はわからないところがありながらも、書籍も購入して手元に置きたいと思っています。
    真摯に作品に向き合って完成させてくださった、まの瀬先生に感謝します!!!
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  • マイホームヒーロー

    山川直輝/朝基まさし

    好きな人は好きかも
    ネタバレ
    2022年4月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 登場人物がみんな相当イッチャッてる、そんな感じです。主人公がただのお父さんでもなく、奥さんも只者ではない感じがぷんぷんします。
    全体のあらすじを読んだら、私が好きではない方向に行くみたいだったので2巻まででやめました。紹介してくれた人はすごく好きなジャンルだったみたいです。
  • 大好きな妻だった

    武田登竜門

    購入おすすめ。
    ネタバレ
    2021年11月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 短編なのに、1冊の小説読んだくらいの感動があります。すごく胸を掴まれて泣いてしまいました。生きていて、結婚したからと言って、残念ながら本当に出逢うべき人だったのかはわからないと思っているのですが、この作品の2人は本当に出逢うべきパートナーであり、ソウルメイトと呼んでよいと思います。嘘をついたけれど、心根は2人共にとても誠実で素直で相手に実直。読者も裏切らない。作者さんも優しい方なのでしょうね。素敵な作品に出会えました。
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  • ミステリと言う勿れ

    田村由美

    彼が行くところに事件あり
    ネタバレ
    2020年10月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ くのう・ととのう。主人公の名前の読み方。もう、これからして、ミステリ臭がする。洞察力、観察眼、思考の組み立て方、知識、それらはずば抜けていて普通の大学生とは一線を画す。ちょっと屁理屈かもしれないけど彼は至って真面目で冷静。まだ明らかになっていない生い立ちもこれから気になるところ。幼少期を思い出して必要以上に怯えるシーンなど、彼はまだ誰にも言えない傷がありそう。
    少し、ん?と思うのは、大学生は学生、教授陣からしたら教え子、とか、うちの学生、とか言うと思うが、7巻で、生徒、って言ってるところかな。生徒と呼ばれるのは、高校生までだと勝手に思っていたので。
    ミステリー、というより、それを散りばめた群像劇なんだろう。もう1組の主人公?もこれからどうなるか楽しみ。
  • 不浄を拭うひと(分冊版)

    沖田×華/天池康夫

    何を残して旅立つか
    2020年10月5日
    生きることは、死ぬ時まで物に囲まれていること、だと思うようになりました。
    これまで、洋服や趣味のものなどに散財してきましたが、身内のいろんなこと、ニュース、そしてこの漫画を読んでみて、一層その思いを強くし、なるべく物を処分しています。捨てるか、何かをやめるか、自分の好きな物を見極めるか。そうしないと、いつかは、誰しもが人生を終える。でも、その後のことは、必ず誰かにお願いしなくてはいけない。
    こういったすごく感謝したいけど、どういう仕事をされているのかあまり知らない方たちのことを身近に感じるように描かれていて私は好きです。いわゆる断捨離とか片付け本などに収まらない職業人とかのカテゴリーかもしれません。
  • わたしの幸せな結婚

    顎木あくみ(富士見L文庫/KADOKAWA刊)/高坂りと/月岡月穂

    幸せを祈るよ!
    ネタバレ
    2020年10月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 広告に釣られて、無料では収まらず、課金。でも、その甲斐はあったし、続きが本当に気になってしょうがない。美世と清霞には、タイトル通りに本当に幸せになってほしい。それでも、まだまだ困難が降りかかってくるのでしょうが、2人の愛と、美世の謎に包まれた出生のこと、これから出現するかもしれない異能などで乗り越えてほしい。清霞よりも強力な能力かもしれないし。華耶は憎たらしいけど、もしかして最終的に美世に性格良くしてもらえたら良いのに、と妄想している。いや、とにかく、美世と清霞中心でキュンキュンしたいです。
  • こころのナース夜野さん【単話】

    水谷緑

    心の声
    ネタバレ
    2020年5月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いろいろなことがあって、ずっと一人暮らしで、ずっと鬱を患ってます。自分ひとり、この世からいなくなっても世界は何も変わらない、と思いつつ、死ぬことさえできないと自分を責める日々です。そんな時、この作品に出会い、肯定も否定もしない、「あの人はあんなに頑張ってるよ、あなたも頑張って」と言わない主人公の夜野さんや同僚の方たち、そして様々な心のバランスを失ってしまった人たちのやりとりが、やり過ぎず、でも細やかに丁寧に描かれています。コロナの時代になり、ただ寄り添う、というのも難しいことになってきて、ますます社会的に排除されそうですが、私の心にも夜野さんがいてくれたらな、と泣きたいとき、1日だけ踏ん張りたいとき読み返しています。
    ・・・と、書いていたけど恐れていたことが。やっぱり、人は頑張れ、頑張って、を欲するのでしょうか。精神の寿命、ってすごくわかります。