傭兵の男が女神と呼ばれる世界
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傭兵の男が女神と呼ばれる世界

野原耳子/ビリー・バリバリー

狂気じみた色気に圧倒される

2020年10月13日
愛する者を奪われてすべてに絶望し、人の命も自分の命にも執着しない傭兵の男が、異世界に女神として召喚される。救世主となり、王の子を身籠る国母となる者として。
死を恐れぬ強さと戦闘センスでもって襲いくる多勢の敵を怯むことなく圧倒し、悪魔のような甘い言葉でもって群衆のみならず敵兵をも魅了する。
そんな傭兵に、仕え捧げる者であるテメレアと幼き王ノアが呪われたように焦がれ、傭兵の体をむさぼり食う様はおぞましいほどの色気がある。
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