ブルータル 殺人警察官の告白
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ブルータル 殺人警察官の告白

古賀慶/伊澤了

壇法務大臣はいかにしてこの悪魔を育てたか

ネタバレ
2020年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ トレースから十数年前の設定で、第一世代のタワマンが豪華ですね。警察官僚的に派手さのないオーソドックスなスーツをパリッと着ててカッコイイ。

これ程残虐な人間が学生時代に何もしてないはずはないので、トレースのいじめ被害者は徹底的に追い詰められてただただ気の毒です。

犯罪者を上回る犯罪手腕、日常は部下の面倒見もいい爽やか好青年。

トレースも合わせると羊たちの沈黙のレクター博士みたいですね。結局逃げおおせました。やってることは法で裁けない悪人を殺害することなので、捕まらずに警察機構で出世していくというのもアリだったんじゃないかなと思いました。壇が全力を出し父の権力も使えば捕まることはなかったような。でもいじめしてるし、かつてのいじめ友達を殺してますしね。

しかし政治家の蓄財能力って凄い。
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