ばるぼら
」のレビュー

ばるぼら

手塚治虫

皮肉だけどファンタジック

2020年10月16日
痛烈な皮肉漫画。前半は七色いんこやブラックジャックのコンビのようなコミカルさがあって読み進めるほどにキャラクターが愛おしくなってきますが、後半は一転暗い影を落とし始めとんでもないことになっていきます。そんな奇妙で目まぐるしく変わる展開に引き込まれ一気に読んでしまいました。皮肉漫画だってことは最後まで読んで思うところですが、皮肉りながらもファンタジックに描けてしまう手塚先生は流石です。とにかくお話が面白いので映画化でどのあたりがどうなるのか興味が湧きました。
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