このレビューはネタバレを含みます▼
かえって物足りなさや不完全な部分に目が行ってしまうというか。萌えだけで突っ走るような作品なら違ったと思うのですが。
まず、海賊として残虐な行為をしてきたはずの攻めですが、実際に非情なことをした描写ないんですね。読者がドン引きするリスクがあるけど、冷酷さ残虐さをしっかりと描いた上で、それでも受けとの思い出が苦くも美しいものとして残っているような人物だったら、もっと魅力的だったでしょう。
次に、倫理観などが現代の現実世界寄りな割に人体が頑丈すぎて。大して馴らしもせず潤滑油もなく挿入するから、読む側は楽しむどころか心配になってしまう。途中で中断されたとはいえ、処刑実行されてた攻めもその程度の怪我で済むのか。
最後に、最初のほうで繋がれてた受け、排泄はどうしてたの…?1週間くらい繋がれっぱなしだったよね?
萌えシチュをしっかりした文章で繋げた作品という印象です。シチュどうしの繋がりにアレ?と思う所が出てくる。ツッコミ入れずに楽しめる才能のある人向き。