文豪に取材でたっぷり抱かれています~古民家、ふたりぐらし
」のレビュー

文豪に取材でたっぷり抱かれています~古民家、ふたりぐらし

一条ゆうき

ヒーローが幽霊のくせに出来ることが多すぎ

ネタバレ
2020年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題で4巻まで。
京都で憧れの古民家暮らしを始めた看護師ヒロイン。霊感もちでもあるヒロインの前に、自宅に憑いていた地縛霊な文豪ヒーローが姿を現す。
ヒーローの作品に憧れて、学生時代は小説家を目指していたヒロインはヒーローに焚きつけられて、再び小説を書き、ヒーローの指導のもと賞を目指すことになる。
と、最初は二人の心の交流を描く感じで、ヒーローが幽霊でも気にしなかったのだが、TL分野だったようで、途中で脈絡もなくH展開になってびっくり。まあ、ヒロインが霊感体質だから触れるってことよね、と流そうとしたが、その後ヒーローが物理道具を扱っていたり、髭が剃れたり、思いっきり実体持ってるのは流石にどうなんだ。ヒーローがここまで色々できる扱いにするなら、幽霊設定ではなくて生身の人間で現代の文豪作家みたいな設定でよかったんじゃないかなと思ってしまう。
幽霊である意味が薄すぎて、4巻でヒロインが賞を取ったら…と切なさ出されても、いやいっそヒロインに執着して成仏できないだろうとしか思えないのも微妙。

家にいる分にはヒーローは完全実体だけど、外出できない点では関係の発展性はないし、ヒロインはだんだん歳とるだろうし。どうオチつけるのかなあ。
絵は丁寧で好感持てるので、次の作品は幽霊じゃないヒーローでお願いしたい。

そう言えば前に幽霊ヒーローネタでヒロインとHするうちに完全実体化して地縛霊ですらなくなるネタ見たことあるけど、これもそれでいくのかな。現代だと戸籍問題とかあってややこしいことになりそうで現実的ではないけど。
とりあえず続刊を待つ。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!