日の当たらない場所
」のレビュー

日の当たらない場所

たつもとみお

ストーリー重視の方にオススメ

ネタバレ
2020年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日光アレルギーで泳げない寛也は漁師の父から蔑ろにされ、高校進学を機に島を出ます。15年後、イベント企画会社を立ち上げていた寛也は地域振興支援で島に戻ります。島にはずっと片想いしていた拓斗が今もいて、島の財政を建て直すために奔走しながら2人の関係も深まっていきます。変革を望まない島民の抵抗があり、所々で暗礁に乗りあげながらも計画は進んでいきます。父と子の軋轢や閉鎖的空間でゲイであることの苦しみ、寂れていく島や地域住民の無理解など様々な問題が3巻かけて少しずつ解きほぐされていく読みごたえのある作品でした。拓斗と寛也の想い合う姿が素敵でした。1巻 2016年8月 総171ページ 2巻 2017年4月 総173ページ 2017年9月 総173ページ 修正はアウトライン、途中切れるアウトライン、一部真っ白。
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