ディメンション W
」のレビュー

ディメンション W

岩原裕二

骨太ですわぁ…

2020年10月23日
キョーマ、渋くてカッコイイな。
ミラ、アンドロイドにしとくの勿体無いくらい良い娘やな。

そんな気持ちで読んでいると、次元Wの概念が出て来て、
大まかにでもソレを把握しないと物語の意味が分からなくなるという、
結構なハードルがあります。

ですので、かなりの読み応えがあり、読むのに気力を要するとも言えます。

ですがその概念を含めて、一つ一つの複線やエピソードにちゃんと意味があり、
最終的に一本の線となって、エンディングに向けて綺麗に収束して行きます。

連載開始前から練り上げて、計算して描かれているんだろうな…と思わされる、
ちゃんと結論に落とし込んで、ちゃんと畳んで終わってくれた作品です。
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