艶めく闇と溺れる光(合本版)
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艶めく闇と溺れる光(合本版)

沙槻

萌えだらけでしょう!

ネタバレ
2020年10月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 速水さんの多面性の描き分けがお見事です!そしてどの速水さんも、結局は小林くんにゲロ甘。絵もおキレイで、私はキスシーンが美しくてキュンキュンします🖤
これ二十面相時代、用もないのに小林少年にチョッカイかけに現れたり、対変態さんセ○ムしたりしてたのでは…と、妄想が滾るのですが!
ミステリ好きとしては、戦前戦後でふたりいたことに衝撃。本家にそんな仮説?があったのですね。色々調べてみたら面白かったです。
で、この作品をもっと深く知りたいよねってことで、いつか読みたいと思っていた本家乱歩作品を、明智小五郎シリーズ(大人版)と少年探偵団揃えました。事件順に読んでますが、面白いです。
やっと小林少年初登場の「吸血鬼」にたどり着きました。
ただ「魔術師」読んだ後だと、現在連載中の「魔術師と人形」が不安ですね。
怪人にとって小林くんはとてもとても眩しかったんだろうなーとか、だから恨まずにいられたのかなーとか思うととても切ないです。なので、小林くんがちょこっと明智さんに怒ってくれてるといいな。
BLでこんなちゃんとミステリしてくれる作品はとても貴重なので、ずっと続いて欲しい作品です。
受けの子愛され年齢体格差好きとしては萌えるしかありませんよ!「十字路」の単行本も待ってます。

え~と、キャラ年齢逆算すると速水氏がマジで謎なのですが、あの昭和13年の新聞(妖怪博士)はご自身では?
あと小林くんからすると、明智先生より先に研究所で出会ってるはずで、執着されたのは二十面相時代からだとすると、何故ご自身の拠り所だったはずの明智さんに小林くんの方を預けたのかは知りたい。
馴れ初めとかあるのかな?あるといいなー。
それと、戦前の二十面相は基本遠藤博士だったって解釈でいいのかな?そして明智×遠藤なのだろうか!?
ああ、長文ごめんなさい!
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