このレビューはネタバレを含みます▼
記憶喪失の主人公視点なので、ミステリー漫画を読んでいるみたい。構成がとにかく素晴らしく、内容も充実していて、まーちゃんをいじめるに至った経緯とか、納得(だからといって許される事ではないけど…)。結局ダメな親がこうして子どもに苦労をかけてしまったからだよなあと、三人きょうだいがかわいそうというか悲しくなってしまった。まあ漫画に限らず親に苦労させられる子どもは現実にたくさんいるけど。義理でも家族として暮している間柄で、恋愛感情を持つ話はよくあって、普段は何となく受け入れられないけど(何となく気持ち悪いというか不愉快)、この漫画は非常によくできていたのでそういうところも全然気にならず、ただ最後こんな風に終わってよかったとホッとするばかりだった。名作。