水の春
」のレビュー

水の春

黒沢要

かなり好きな話◎

ネタバレ
2020年10月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミックス。
『ユレカ』同様に特徴的な黒の塗り方に惹かれて読んでみたら、こちらも良かった〜!!凄く好き◎清らかで優しく温かいタイトルぴったりの話。

DKクラスメイト、目立つ四ノ宮と秘密を隠す春原澄。

澄の猫被りを指摘してきた四ノ宮に告られる始まり。
澄には踏み込まれたくない秘密があり、関心を引かぬ様学校生活を過ごしていて。そこを見抜いた四ノ宮がその秘密の大切さを理解してくれて仲良くなり、素の澄を見抜く程澄を好きで見つめて来た四ノ宮の台詞が素敵♪静かで熱くて大きな気持ち。校内での孤独を選択して来た澄が四ノ宮と高校生らしい時間を重ねられる幸せな話だった。冷たい手の熱さが伝わる優しい話。大学同棲編も良かった◎

・後半は澄の継父編。→「花の雨」は澄の継父と継母の馴れ初め編で、作家の春原泉先生×担当編集結城基。ドラマチックで泣きそうになってしまった。先生を好きな基には、先生の亡妻の面影があり、それを知らないはずの澄(中2)が基を慕い、先生の二年間など短い中に複雑な心情が詰まってた。誰も血縁関係に無いのに素敵な家族!!
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