自傷行為





2020年10月29日
過去に親友を傷付けた事から抜け出せない勝巳と、過去に親友から酷い言葉をかけられて関係が終わってしまっても、前に進んで生きてた牧との対象的な性格と生き方が惹き込まれました。勝巳の自傷行為は人によってはただの自己満足で理解不能でしょうが、年頃の時期に自分のセクシャリティーを受け入れてたかどうかと、ほんとうは好きだったのに告白され世間の目やマイノリティーさの怖さで拒絶してしまった自己嫌悪等、複雑な心を考えるとレイ〇されたことが切っ掛けでそうなるのもあるだろうなと思えました。牧はフラれた事も酷い言葉も自分でちゃんと消化出来てて、優しい穏やかな人格で、勝巳の心も穏やかになれるのも近いかなって救われるラストでした。題名がまた切ないです。

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