このレビューはネタバレを含みます▼
主人公の気持ちを揺さぶる展開にするために必要だったんでしょうけど、トラブルが起きた時の女性上司の対応がレベル低すぎて、ちょっと気分悪かったです。あれだけ怪しい部外者の男が悪口を言いに来てるのに、その部外者の言い分をあまり疑わず、むしろ主人公にどういうことなのか話せと詰め寄る。あんな雰囲気で言い訳なんて普通できないじゃないですか。そのくせ事が解決したら、自分の対応を棚にあげて「言い訳すらしないなんて」とか「チームなんだからもっと頼って」とか言い出す。頼れない空気を作った自分は上司失格だ～とかもっと反省すればいいのに何を笑とんねん……とモヤモヤしました。ああいう有能ぶってて実は対人関係無能な上司、嫌いなんです。本当に個人的な感情なんですけど、そのせいで物語に入り込めなかった。主人公のまわりにクズが多すぎる。
ただ、そのクズたちのおかげで相手役がより魅力的に描かれたのも事実なんで、必要な展開だったことも分かるんです。主人公も上司のことは大して気にしてないみたいだし、最後は丸く収まってたし。完全に好みの問題なんですよね…。
でもやっぱり私はちょっと読んでてスッキリしなかったんで、星はマイナス１です。もう少し働きやすい職場にしてあげてほしい。
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