ミステリと言う勿れ
」のレビュー

ミステリと言う勿れ

田村由美

タイトルがすべて。

ネタバレ
2020年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ ミステリといえばミステリだけど、これはミステリを通してたくさんの考えなくてはならない、普段見落としがちな大切な何かに気づいて欲しいという作者のメッセージなのではと感じる。

イジメなどで心を病んだ被害者のみを隔離して休ませるだけなのが日本。海外ではむしろ加害者の子を重点的にカウンセリングしているし、そうすべき。

メジャーリーガーは、子供の学校行事などで、すすんで試合を休む。それが当然の権利なのだから。
日本のプロ野球選手が同じことをすると、かわいそうに、奥さんが相当怖いのかね、と言われる。

一つのことを多面的に見ると、今までの常識が覆る。
整くんの過去が少しずつ明らかになってきました。
整くんみたいな人が教師になったら、たくさんのことに気づいてくれそう。
ただ、ライカって本当に存在してるのかな?
整くんにしか見えないとかオチがあるのではと、ちょっとドキドキしています。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!